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イブラヒムおじさんとコーランの花たち

家族の愛を知らない少年モモに、人生のすばらしさを教えたのは、年老いたトルコ商人―。

イブラヒムは万引きをしたモモをとがめるのではなく、静かに見守っていった。
そして、モモもイブラヒムを慕うようになり、孤独から解き放つ。
どちらかが一方的に享受するのではなく、二人はそれぞれの隙間を生めあうような関係。

イブラヒムは人生のすばらしさをモモに語ってきかせるのだけど、意味ありげなことをさらりと言ってしまう。
そのさらりとした感じがイブラヒムの魅力。
いつも一人で店番しているただのおじさんなのに、威厳がある。
きっと、彼が本当に穏やかだから。

人生の楽しさ、すばらしさなんて、言うほど簡単にみつかるものじゃない。
おだやかで、広い心があってこそ、すばらしいと思えるんだろう。
モモがイブラヒムから受け継いだのは、そうした”心”だったのに違いない。

イブラヒムの故郷までの旅の中で、トルコのコンヤという町のメブラーナの舞が登場した。
白い服の神官がくるくる回る踊り。
神秘的だという話を聞いたことがあったけど、ここで見られるなんてびっくり。
本物みてみたいなー。
イスタンブルもカッパドキアも出てきましたね。
私にとって、トルコはすごく馴染みのある国。
モモの回りにくっついてくる子どもたちとか、そのまんま。
たぶん、イブラヒムの故郷はイラン寄り、クルド人のエリアだろうな。

私たちは多忙な日常を消化しているけれど、そんな中で、心を取り戻せる映画だと思います。
じんわり響いてくる物語でした。

お気に入り度 ★★★★

<データ>
2004年フランス
監督 フランソワ・デュペイロン
出演 オマー・シャリフ
公式サイト



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イブラヒムおじさんとコーランの花たち

家族の愛を知らない少年モモに、人生のすばらしさを教えたのは、年老いたトルコ商人―。

イブラヒムは万引きをしたモモをとがめるのではなく、静かに見守っていった。
そして、モモもイブラヒムを慕うようになり、孤独から解き放つ。
どちらかが一方的に享受するのではなく、二人はそれぞれの隙間を生めあうような関係。

イブラヒムは人生のすばらしさをモモに語ってきかせるのだけど、意味ありげなことをさらりと言ってしまう。
そのさらりとした感じがイブラヒムの魅力。
いつも一人で店番しているただのおじさんなのに、威厳がある。
きっと、彼が本当に穏やかだから。

人生の楽しさ、すばらしさなんて、言うほど簡単にみつかるものじゃない。
おだやかで、広い心があってこそ、すばらしいと思えるんだろう。
モモがイブラヒムから受け継いだのは、そうした”心”だったのに違いない。

イブラヒムの故郷までの旅の中で、トルコのコンヤという町のメブラーナの舞が登場した。
白い服の神官がくるくる回る踊り。
神秘的だという話を聞いたことがあったけど、ここで見られるなんてびっくり。
本物みてみたいなー。
イスタンブルもカッパドキアも出てきましたね。
私にとって、トルコはすごく馴染みのある国。
モモの回りにくっついてくる子どもたちとか、そのまんま。
たぶん、イブラヒムの故郷はイラン寄り、クルド人のエリアだろうな。

私たちは多忙な日常を消化しているけれど、そんな中で、心を取り戻せる映画だと思います。
じんわり響いてくる物語でした。

お気に入り度 ★★★★

<データ>
2004年フランス
監督 フランソワ・デュペイロン
出演 オマー・シャリフ
公式サイト


ウィスキー

ウルグアイのぼろい靴下工場の経営者ハコボと生真面目な従業員マルタ。
ほとんど会話を交わさず、決まったとおりに仕事する二人。
ある日、ハコボの弟エルマンがブラジルからやってくることになり、ハコボはマルタに妻のフリをしてくれと頼む。
そうして、三人のぎこちない生活がはじまった―。

「ウィスキー」っていうのは「チーズ」みたいなもの。
写真を撮るときだけの作り笑い。
それは、三人の表面的な関係を表している。

話は特に盛り上がりもないから、「おもしろい!」という感じの作品ではない。
でも、華もとうに過ぎ去った中年3人の微妙な関係に、なんだかふきだしてしまう。
若者にはない中年だからこその滑稽な魅力。
何それ!?あーやりそう(笑)って感じの言動も中年ならでは?

無表情ユーモア系っていえば「散歩する惑星」とかあったけど、こっちはよりリアル。
ラストにはびっくりしたけど、私はあーいう終わり方好きです。
イランの映画とかもよく「ぶちっ」と終わるけど、このあとどうなったのか考えるのが面白い。
なんか作品を自分の中で消化できる感じ。

マルタはきっと……。
機械ももうすぐ故障して、ハコボは……。

ハコボのきょとんとした、聞いてるのか聞いてないのかわからない感じがうちの父みたい。
…にぶいところとか。
なんか妙な親近感持っちゃったよ

お気に入り度 ★★★

<データ>
2004年ウルグアイ
監督 フアン・パブロ・レベージャ&パブロ・ストール
公式サイト 

ウィスキー

ウルグアイのぼろい靴下工場の経営者ハコボと生真面目な従業員マルタ。
ほとんど会話を交わさず、決まったとおりに仕事する二人。
ある日、ハコボの弟エルマンがブラジルからやってくることになり、ハコボはマルタに妻のフリをしてくれと頼む。
そうして、三人のぎこちない生活がはじまった―。

「ウィスキー」っていうのは「チーズ」みたいなもの。
写真を撮るときだけの作り笑い。
それは、三人の表面的な関係を表している。

話は特に盛り上がりもないから、「おもしろい!」という感じの作品ではない。
でも、華もとうに過ぎ去った中年3人の微妙な関係に、なんだかふきだしてしまう。
若者にはない中年だからこその滑稽な魅力。
何それ!?あーやりそう(笑)って感じの言動も中年ならでは?

無表情ユーモア系っていえば「散歩する惑星」とかあったけど、こっちはよりリアル。
ラストにはびっくりしたけど、私はあーいう終わり方好きです。
イランの映画とかもよく「ぶちっ」と終わるけど、このあとどうなったのか考えるのが面白い。
なんか作品を自分の中で消化できる感じ。

マルタはきっと……。
機械ももうすぐ故障して、ハコボは……。

ハコボのきょとんとした、聞いてるのか聞いてないのかわからない感じがうちの父みたい。
…にぶいところとか。
なんか妙な親近感持っちゃったよ

お気に入り度 ★★★

<データ>
2004年ウルグアイ
監督 フアン・パブロ・レベージャ&パブロ・ストール
公式サイト 

幸せになるためのイタリア語講座

それぞれの悩みや思いを抱えた男女が、週に一回のイタリア語講座に通い始める。
それぞれの思いが絡みあい、いろいろな出来事がぶつかりあい(ホントにいっぱいある)、次第に親睦を深めていく6人。

何かが特別でもなく、奇跡が起きるわけでもなく、普通の人の普通の恋の話。

誰もが、毎日自分の日常を生きるので精一杯。
そうなんだよ、大変なの。
でも、幸せになるためには、ちょっとの勇気をだすことが大切なんだね。

観終わったら、ふーっと深呼吸して、肩をまわして、リラックスしたくなる映画。
だから「しみじみ。」カテゴリーに入れてみました。

お気に入り度 ★★★

<データ>
2004年デンマーク
監督 ロネ・シェルフィグ
公式サイト

幸せになるためのイタリア語講座

それぞれの悩みや思いを抱えた男女が、週に一回のイタリア語講座に通い始める。
それぞれの思いが絡みあい、いろいろな出来事がぶつかりあい(ホントにいっぱいある)、次第に親睦を深めていく6人。

何かが特別でもなく、奇跡が起きるわけでもなく、普通の人の普通の恋の話。

誰もが、毎日自分の日常を生きるので精一杯。
そうなんだよ、大変なの。
でも、幸せになるためには、ちょっとの勇気をだすことが大切なんだね。

観終わったら、ふーっと深呼吸して、肩をまわして、リラックスしたくなる映画。
だから「しみじみ。」カテゴリーに入れてみました。

お気に入り度 ★★★

<データ>
2004年デンマーク
監督 ロネ・シェルフィグ
公式サイト

グッバイ、レーニン!

にわかなドイツ映画ブームの火付け役とも言える作品。

共産主義下の東ドイツで熱血社会主義者の母と暮らす青年アレックス。
ある日、母が心臓発作で倒れ、意識不明に陥ってしまう。
その間にベルリンの壁は崩壊し、社会は劇的に変化していった。
数ヶ月後に目が覚めた母。母に大きなショックを与えないために、アレックスは東ドイツ体制が続いているかのように、振舞うことを決心する…。

母親のために必死になって、東ドイツ体制を演じる彼。
劇的な環境の変化は周囲の人々の感情までも、大きく変えた。
協力を嫌がる人、限界を感じる人。
でも、彼の母を守ろうとする気持ちはじわじわ伝わってくる。
家族とか、友人関係についてしみじみ想わせる。

すんごくあったかい映画。
でも、同時にすんごく切ない映画。

変化は避けられないし、時代は変化するんだよね。
変化を受け入れる人と、変化に取り残される人。
お母さんも最後は気がついたんじゃないかな。

劇中にアレックスが借りたアパートは、元の住人がハンガリーから帰ってこないと言っていました。
ベルリンの壁崩壊を引き起こした出来事に、「ピクニック計画」というものがあります。
亡命希望者がハンガリーの最西端の町に終結し、集会に参加するというものです。
集会というのは見せかけで、国境に集まった人々は一気に国境を越え、西に亡命しました。

国が滅びるという事実が実際にあったんだよなぁ。
それを感じずにはいられない作品でした。

でも、全体的にポップでほのぼのした感じが好きです。
旧東ドイツ時代のアイテムの数々もレトロでかわいいー。

お気に入り度 ☆☆☆☆

<データ>
2003年ドイツ
監督・脚本 ヴォルフガング・ベッカー
出演 ダニエル・ブリュール
公式HP




グッバイ、レーニン!

にわかなドイツ映画ブームの火付け役とも言える作品。

共産主義下の東ドイツで熱血社会主義者の母と暮らす青年アレックス。
ある日、母が心臓発作で倒れ、意識不明に陥ってしまう。
その間にベルリンの壁は崩壊し、社会は劇的に変化していった。
数ヶ月後に目が覚めた母。母に大きなショックを与えないために、アレックスは東ドイツ体制が続いているかのように、振舞うことを決心する…。

母親のために必死になって、東ドイツ体制を演じる彼。
劇的な環境の変化は周囲の人々の感情までも、大きく変えた。
協力を嫌がる人、限界を感じる人。
でも、彼の母を守ろうとする気持ちはじわじわ伝わってくる。
家族とか、友人関係についてしみじみ想わせる。

すんごくあったかい映画。
でも、同時にすんごく切ない映画。

変化は避けられないし、時代は変化するんだよね。
変化を受け入れる人と、変化に取り残される人。
お母さんも最後は気がついたんじゃないかな。

劇中にアレックスが借りたアパートは、元の住人がハンガリーから帰ってこないと言っていました。
ベルリンの壁崩壊を引き起こした出来事に、「ピクニック計画」というものがあります。
亡命希望者がハンガリーの最西端の町に終結し、集会に参加するというものです。
集会というのは見せかけで、国境に集まった人々は一気に国境を越え、西に亡命しました。

国が滅びるという事実が実際にあったんだよなぁ。
それを感じずにはいられない作品でした。

でも、全体的にポップでほのぼのした感じが好きです。
旧東ドイツ時代のアイテムの数々もレトロでかわいいー。

お気に入り度 ☆☆☆☆

<データ>
2003年ドイツ
監督・脚本 ヴォルフガング・ベッカー
出演 ダニエル・ブリュール
公式HP



みなさん、さようなら。

「死ぬ意味が必要だ。」

死を前にした主人公の言葉が印象的だった。
生きる意味を考えるのは当然のことだろう。
でも、死ぬ意味って何? 
死を前にした時、誰もがそれに抗おうとする。
自分が消えてしまうことへの恐怖に立ち向かうために、彼は死の意味を求めずにはいられなかったのかもしれない。

彼を囲む友人と家族は、人生について語り、過去について語り、今について語りあう。
そんな彼は最愛の人々に見守られながら、幸せな最期を迎える。
そして、彼の死という現実は、残された人々の心の中の何かを少しだけ変えた。

人生の意味、死ぬ意味、本当に大切なものについて、しみじみと考えてしまう。 
毒舌とユーモアとエロ話がいっぱいの心あたたまる映画でした。
いつかこんな最期をむかえたいです。

お気に入り度 ☆☆☆☆

<データ>
2003年/加・仏合作/配給・コムストック
監督・脚本 ドゥニ・アルカン
2003年アカデミー賞外国語映画賞
2003年カンヌ映画祭最優秀脚本賞、最優秀女優賞     など多数受賞



みなさん、さようなら。

「死ぬ意味が必要だ。」

死を前にした主人公の言葉が印象的だった。
生きる意味を考えるのは当然のことだろう。
でも、死ぬ意味って何? 
死を前にした時、誰もがそれに抗おうとする。
自分が消えてしまうことへの恐怖に立ち向かうために、彼は死の意味を求めずにはいられなかったのかもしれない。

彼を囲む友人と家族は、人生について語り、過去について語り、今について語りあう。
そんな彼は最愛の人々に見守られながら、幸せな最期を迎える。
そして、彼の死という現実は、残された人々の心の中の何かを少しだけ変えた。

人生の意味、死ぬ意味、本当に大切なものについて、しみじみと考えてしまう。 
毒舌とユーモアとエロ話がいっぱいの心あたたまる映画でした。
いつかこんな最期をむかえたいです。

お気に入り度 ☆☆☆☆

<データ>
2003年/加・仏合作/配給・コムストック
監督・脚本 ドゥニ・アルカン
2003年アカデミー賞外国語映画賞
2003年カンヌ映画祭最優秀脚本賞、最優秀女優賞     など多数受賞


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